低降伏点鋼製制震ダンパーイメージ図
構造イメージ図
壁内に、地震による揺れを吸収し、建物の揺れを低減して柱・梁の損傷を抑える効果をもつダンパーを組込んでいます。地震のエネルギーを吸収することで、家具の転倒や窓ガラスの破損などを抑えながら、入居者の方が体に感じる揺れを軽減します。
フルフラット設計概念図
リビング・ダイニングから居室、水まわりにいたるまで、住戸内の段差を極力なくした、フルフラット設計を採用。つまずきなどによる住戸内での事故防止に配慮し、ご高齢の方や小さなお子様にもやさしい住まいを実現しました(玄関、バルコニーは除く)。
基礎杭イメージ図
入念な地質調査により、支持層となる地中約48mから62mの深さに堅固な地盤を割り出し、軸径約2.5mの支持杭を計36本打ち込むことで、建物全体をしっかりと支えています。
溶接閉鎖型帯筋概念図
柱を支える主筋は最大径約41㎜の鉄筋を使用。主筋を拘束する帯筋は溶接閉鎖型とし、地震などによる曲げ力やせん断力に対して粘り強さを発揮。耐震性を高めています。
コンクリートかぶり厚概念図
コンクリートの中性化が進行すると、鉄筋がサビやすくなりコンクリート部分の爆裂破損の原因となります。コンクリートの破損は建物としての強度に影響するため、外壁など外気に触れる躯体については、コンクリートの劣化に伴う中性化の抑制に配慮。鉄筋を被うコンクリートを日本建築学会発行のJASS5(鉄筋コンクリート工事・建築工事標準仕様書)基準の最小かぶり厚より10mm厚いかぶりを設定しています(タイル貼部分、PC部材を除く)。
外壁構造概念図
外気に接する外壁は、厚さ約120㎜のALC壁内側に約20〜30㎜厚の断熱材を吹付けた構造としました。高い気密性を保ち、結露の発生を低減するなど優れた断熱性を発揮します。
床スラブ概念図 ※一部在来工法を採用しています。
住戸スラブは約200〜280㎜厚以上の床スラブに△LL(Ⅰ)-4等級(LL-45)のフローリングを採用し、遮音性に配慮しています。
※36〜44階住戸は床スラブの上に、⊿LL(Ⅱ)−4等級、⊿LH(Ⅱ)−3等級の二重床を採用しその上にフローリングを設けています。
対震玄関扉枠イメージ図
玄関ドアとドア枠の間にクリアランス(隙間)を確保。万一、地震でドア枠が変形した場合でもドアの開閉を可能にし、部屋に閉じ込められる心配がほとんどありません。
「住宅性能表示制度」とは
●耐震性や耐久性、耐火性など、永く住むために欠かせないポイントを中心に住宅の性能を評価します。
●国土交通大臣が指定する住宅性能評価機関(第三者機関)により、客観的な評価が行われます。
「大阪市建築物環境性能表示」とは、新築建築物におけるCO₂削減・省エネ・ヒートアイランド対策の強化・充実を図るために大阪市が定めた基準に基づき、建築主が計画段階での環境配慮の取り組みを自己評価したものです。本件は、星3つに値する総合評価を受けております。